「アトリエデフ」さんに家を建てていただいたのをきっかけにして、2018年にエコラ倶楽部に入会しました。
現在も東京で暮らしていますが、以前から土や木が好きで、いずれは移住して田舎暮らしをしたいと思っていました。
とくに妻は信州での暮らしを希望していたため、2015年頃から長野県内各地の移住イベントに参加したり、土地や工務店を探していました。
探し始めた当初、私は移住先に対してとくにこだわりはありませんでしたが、東京から長野に向かう際の中央高速道で、山梨県の韮崎を過ぎたあたり、急に視界が開ける場所があるのです。
「ここの景色はいいな」と以前から思っており、妻とも話していました。
「住むならこの辺りがいいな。」
そう感じていた場所が原村でした。そして、そんな原村でふらっと入った工務店が「アトリエデフ」でした。
ちょうどその日は、「アトリエデフ」のモデルハウスでイベントが行われていました。我々は見学の予約もしていないのに、
「一緒にごはんを食べましょう」と誘っていただき、スタッフの方々のまるで家族のような接し方がとても印象に残っています。
そして、何年も決められなかった土地選びも家づくりも、あっという間に決まったのです。
いまは、原村と東京、そして実家がある高崎での三拠点生活をしています。ゆくゆくは原村での定住を考えています。
エコラ倶楽部の活動に参加するようになったのは、「アトリエデフ」でやっている、いろいろなイベントが面白そうだと思ったこと。そしてなにより、森が元気をなくし、消えていってしまう現状を憂いており、森づくりの活動を応援したかったことです。
日本では、現状、ほとんどの森が手つかずになっています。間伐しないと森は痩せていってしまう。
そんな危機感を、エコラ倶楽部に入会する以前から持っていました。
だからこそ、エコラ倶楽部の活動をもっと多くの人に広げていきたい。
エコラの森を広げていってほしい。そうしなければ、もったいないと思っています。
私たち夫婦には子どもがいません。でも、エコラ倶楽部の活動を通じて、子どもたちの未来に関われているのかなとも感じます。
子どもたちにとって、幼い頃からこういうイベントに参加していろいろな経験をさせてあげ、さまざまな大人の姿を見せてあげることは、すごく意義があると思っていますし、いずれ大きくなったら、彼らが森を守る存在になるかもしれません。そのためにも、子どもに限らず、少しでも多くの人に森づくりに興味をもってもらえたらうれしいです。
原村のなかでも、中新田区のエコラの森はだいぶ整備されてきれいになりましたが、地域にはまだまだ整備されていない森がたくさんあります。最近
では、在来種の生育場所を奪う外来種も増えてきています。在来種は一度なくなると、なかなかよみがえらせることはできません。
その在来種を守るためにも外来種を駆除し、シカや野うさぎ、キツネなど、野生動物の居場所をつくっていけたら。
シカは増えすぎている問題もありますが、いなくなってしまうのは寂しいものです。
その助けになるような活動ができたらと思っています。